2010年02月21日

くるみ割り人形の修理

ジュエリーデザイナーであるスタッフ・シラオのアトリエを借りて
くるみ割り人形の修理をしていました。
さすがに、プロの仕事場と加工用の道具類は作業の快適さが違います。
微妙な溝を彫ったり、形を整えたり。
ふだんは金属素材などを削るリューター(切削工具)が大活躍しましたねえ。



  痛々しい姿の写真ですみません。
  今回の修理依頼の人形は、
  防塵マスク越しの古い木材の香りと
  新品のものにはない味わいといいますか、
  しっとり落ち着いた佇まいに特別なものを感じていました。
  専門家の鑑定によりドイツ統一前の貴重な作品と判明。
  
折れてしまった、腕と胴体をつなぐ軸から作り始めました。
腕の接着で抑えられていた可動部の軸も抜けていましたしね、
全体的にはとてもきれいに保たれているのですが
作られてから20年以上の時間が木を痩せさせてしまったのか
あちこちの接着部がスポンと外れてしまいます。
外れることで構造を知るわけですけど
マイスターの仕事は実に繊細で美しいものでした。

くるみ割り人形が王子になる夢が続きますように。
ドイツ・エルツ山地のザイフェンという小さな村がくるみ割り人形の故郷です。
この地方で作られている工芸品を集めた工房展はシンプリィ店内で開催中。

<memo>
この修理で手元の見え方がだいぶ怪しいことに気づきました。
年齢相応ってことですよねえ、これは。



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この記事へのコメント
このくるみ割り君はお借りした物だったのですが、
そんなに由緒正しいものだったのですね~!

本当に助かりました。
ありがとうございますm(_ _)m。
Posted by reirei at 2010年02月22日 22:04
> reirei さん
お子さんたちよりずっと年上で
ドイツの山の村からやってきた人形です。
いわれてみればそんな気がしませんか?

お役に立ててよかったです。
Posted by MaSaki at 2010年02月24日 17:13
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